つい数日前から、夜は鈴虫とか秋の虫たちが鳴いています。同時にカエルも鳴いてて・・・。(此れって普通だっけ?)でも、昼間はじっとしてても汗が噴出す30℃超えの蒸し暑さ・・・。

今朝は曇っていて気温28℃、風が吹くと肌寒い。今年は遅れて鳴き始めたと思うセミが力なく鳴いている。(暑苦しいので鳴かないほうがいいんだけど・・・)

お盆休みも終わって、道を走る車が増える。空気が平常の経済活動の忙しさになってきてる。

JANJANに投稿時にちょっと的外れなコメントを書かれた人の正体がひょんなことからわかる。元々理系の研究者。だからか・・・。
http://solar-cell-education-lab.com/contents/index_h.html
理系の先生ってちょっとずれてたりするので・・・。

以下、未掲載下書き
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先の記事で学校への太陽光発電の設置についての問題を書きましたが、今回は、
息を吹き返した補助金と余剰電力の買い取り価格制度について考えてみます。

読売新聞の記事に拠れば
http://home.yomiuri.co.jp/eco/20090701hg01.htm?from=yolsp

最も条件の良い東京都の新宿区に家があって 4Kwのシステムを設置すると何
と余剰電力の買い取り価格が2倍にならなくても設置後、8.8年で費用が回
収できると言う計算になるようです。

但し、この計算は設置者が支払う金額だけの計算です。問題はここにあります。
補助金の分は費用回収の計算外です。でも、考えて見れば、とても変です。誰
がそれを負担するのでしょう?ここに支払われる電気代はわたしたちが除外し
てしまいがちな補助金の分にも支払われているのですが、それは設置者が全額
貰っていいという風になっています。本来は、その分はきちんと補助金を出し
たところへ返すべきではないでしょうか?

いや、補助金は返さなくても良い物なんだと言われるならば、少なくとも公金
ですからそれを受ける人たちには公平でなければなりません。ちょっと過去の
分について検証してみましょう。

家庭用の太陽光発電のモニター事業ということでここで設置されたシステムと
同じ規模のものを800万円もかけて15年前に設置されている人たちも居ま
す。そして、その人たちの装置では年間10万円の電力を生み出しているとす
れば150万円回収できている計算です。当時は半額の補助金でしたから40
0万円が設置者には費用として意識されています。

後250万円です。ということは、この方たちはあと25年もかけて費用を回
収する事になるのです。そして機器の耐用年数といわれている年数からすると
あと25年は持たないでしょうからその投下費用を回収することすら出来ませ
ん。一方、今の人たちは240万円程度で設置が可能ですから補助金を受けれ
ば20年で回収できるわけです。新規の方々が回収し終わった後になっても初
期設置された人たちは費用が回収できないのです。

余剰電力の買い取り価格が11月から48円となるということでこの期間は3
分の2程度に短縮はされますが、それでも「後からしたほうがずっとお得でし
たね」という後出しじゃんけんを褒める仕組みであることは変わりません。

ここまで価格が下がったのはこれまでに設置した人たちが居たからです。その
人たちが個人的に支払った費用と補助金がメーカーや設置業者に支払われてそ
の一部が企業の設備の再投資に廻されてさらに規模の大きな生産設備に資金が
回って行って初期の頃の4分の1程度にまで機器の価格が下がったのです。

負担の公平性を考えるなら、新規設置者に補助金を出すのではなく、過去に多
額の費用負担をして普及に協力をされた方々にこそ足りない補助金を出して負
担の公平性を担保するべきかもしれませんねえ。

ただ、日本の法律ではそうした補助金の出し方はないので無理だと行政にかか
わる人たちは必ず言います。そうした仕組みがないなら作ればいいのですが、
必ず前例がないと言う言い訳をされるのです。

つまり、復活した補助金は格差を拡大し不公平をさらに押し付けるおかしな制
度になっています。補助金は公金です。不公平を拡大することがあって良い筈
がありません。そういう意味からも設置時補助金は支援策として問題があるこ
とは確かです。

さらに、朝日新聞の記事で
> 太陽光発電ヒートアップ 補助で割安「早い者勝ち」
> http://www.asahi.com/eco/TKY200907240308.html

で指摘されているのは予算が足りなくなったのでもらえない人が出て来るとい
うことで、独自に予算を組んだ岡山県が国に泣き付いているという話です。

こうした問題は以前から指摘されていました。

つまり、予算の総額がマーケットのサイズを決めてしまうと、ちょっと考えれ
ば誰にでもわかる欠点です。これも既に国が以前補助金を出していた当時から
指摘されていた問題でした。

逆に、あまりに少ない補助金に応募者が少なくて予算が余ったという事例もあっ
りました。最大で232億円が予算として組まれた平成14年度には124億
円程度が繰り越しとされていました。 (何故、同じ間違いを繰り返すのでしょ
う?)

【参考】
http://trust.watsystems.net/hojyokin2002matome.html

太陽光発電の拡大を図ることを目的とした設置時の補助金が困ったことに逆に
市場の規模を限定する様に作用するのです。

また、業者からの聞き取りに拠ればすでに補助金を織り込んで価格のつり上げ
が行われているという話も出ています。設置業者に聞くと確かに市場での価格
が上がっています。

で、価格の高止まりを抑制するためにと1Kwのシステム価格で70万円以下
のものしか補助金を出す対象にしないというのもおかしな話です。

補助金には工事費も含まれているのですが、既築住宅の屋根に設置する場合、
屋根の角度によっては足場が必要になります。そしてその費用が工事費に含ま
れると上限が1Kwあたり70万円という価格を超えてしまうのです。そこで、
補助金を受けるためにわざわざ足場工事を別の領収書に書き換えて補助金を受
給するという面倒な作業をするというのです。

さらに、補助金の書類を処理するための膨大な人件費が発生してしまいます。
つまり、お金のやり取りに関わる経費でそれで判るのは○○Kwのシステムが設
置されたということだけです。

この書類が何かの役に立つのかというと補助金を出す理由のほか何の役にも立
ちません。公金をばら撒くための理由付け書類になるだけです。

これによって、正しく成果として○○Kwh画発電されたという数字がわかっ
てそれに対応したCO2削減の数字がきちんと報告されるわけでもありません。
名目出力で○○Kw設置されましたという報告が上がるだけです。

こんなことの為に再び補助金が未来への借金となる赤字国債を発行して復活し
たのです。この法案に賛成した国会議員や法案を提出し経済産業省の官僚の方
々はどう責任を取るのでしょうか・・・。公金の不正支出としか言い様がない
のが今回の復活補助金なのです。

社会にきれいな電気を供給するのに格差がつく変な制度です。これならむしろ
公共的に施設に設置し他方が余程、格差を生むということも無かったかもしれ
ません。ただ、それによって競争が働くということも無かったでしょうが・・
・。少なくとも個人の格差を大きくするという公平さと公正さを旨とすべき公
金としてのもっとも拙い使い方がなされることは無かったでしょう。

次はこの11月からはじめられるという買い取り制度についてです。






「もんじゅ」の年度内運転再開が報じられていますが、

一月以上前に 石川の地元紙・北國新聞に掲載された記事を
紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
北陸の経済ニュース 【7月12日03時12分更新】
14年ぶり再稼働へ着々 高速増殖炉「もんじゅ」は今

敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で、14年ぶりの再稼働に向けた準備が着々
と進んでいる。発電しながら自ら燃料を生み出す「究極の原発」として期待を集
めたが、1995年のナトリウム漏れ事故以来運転が止まったまま。フル稼働す
れば、北陸電力にも電力の一部が供給される。原発の燃料となるウランの枯渇が
懸念される中、ウランの利用効率を劇的に高める「夢の原子炉」の今を追った。
(天日亜衣)

JR敦賀駅から車で約40分。「もんじゅ」は、日本海に突き出た敦賀半島の
北端にあった。敷地の広さは東京ドーム23個分。木々に囲まれた「森の中の発
電所」(関係者)だった。

「もんじゅ」は原発の一種で、発電しながら燃料を増殖するのが特徴だ。原発
の燃料となるウランのうち、燃えるウランは0・7%に過ぎないが、「もん
じゅ」は残りの燃えないウランを、燃えるプルトニウムに変えて燃料にできる。
高速増殖炉と言われるゆえんである。

だが、1995年に起きたナトリウム漏れ事故で運転を停止。ナトリウムの取
り扱いが難しく、運転差し止め訴訟で最高裁では勝訴したものの二審で敗訴した
経緯もあり、14年にわたる停止を余儀なくされた。

 「もんじゅ」敷地内のPR施設「エムシースクエア」に入ると、そのナトリウ
ム漏れ事故のコーナーがあった。ナトリウムが漏れ出す原因となった温度計や、
現場から取り除かれたナトリウムが並んでいた。

日本原子力研究開発機構敦賀本部の向和夫高速増殖炉研究開発センター所長に
よると、温度計の強度を高めたり、監視カメラを設置するなど179億円を掛け
て改善したという。

事故が発生した現場と同様の構造を持つ、原子炉補助建屋内に案内された。監
視カメラがあり、万が一のナトリウム火災に備え、窒素ガスの消火設備が取り付
けられていた。

今年6月から燃料の取り替えに入り、制御棒の交換も始まっていた。運転再開
への準備が急ピッチで進んでいるように見えた。

運転再開は当初、今年2月に予定されていたが、設備の性能試験が遅れ、1月
の段階で「数カ月先延ばしする」と発表された。だが、その後、新指針に基づく
耐震補強の内容が固まらず、現在も再開時期は明示されていない。

「もんじゅ」がフル稼働すれば、北陸電力には出力の10%に当たる2万5千
キロワットの電力が供給される。決して大きな量ではないが、北電関係者も「原
子力事業の将来を握る存在として、早く稼働してほしい」と期待している。
   ■  ■

 敦賀半島の東側にある新型転換炉「ふげん」にも足を運んだ。
「ふげん」は、核燃料の再利用の一環としてプルトニウムを本格的に活用する
原発だったが、設備のコストが高いため、廃炉となることが決定。03年に運転
を停止し、現在は廃炉の準備中で、28年度ごろに敷地は緑地に戻る。

 08年12月に、原子炉廃止措置研究開発センターという名称に変わった「ふ
げん」。電力各社の原子炉も今後、続々と「寿命」が来る。その際、安全に廃炉
するための、「先駆的な存在」(担当者)として、解体技術などが研究されている。

中央制御室を訪れると、既に機能が停止している部門のボタンに、緑色のテー
プが張られていた。当然だが、発電量を示す計器には「ゼロ」の数字が表示され
ており、役割を終えた施設独特の、もの悲しさを感じた。

   ■  ■
 北陸電力の09年度の供給計画によると、発電電力量に占める原子力の比率
は、08年度が15%だったが、志賀1、2号機がともに営業運転する09年度
は35%となり、18年度には40%に上昇する。

二酸化炭素をほとんど排出せず、運転コストの低い原発への依存は年々強まっ
ているわけだが、原発の燃料となるウランは、このままいくと、85年で枯渇す
ると言われる。ウランの利用効率が高い「もんじゅ」が実用化されれば、枯渇ま
での年数が飛躍的に延びるとされる。

「もんじゅ」の実用化は、2050年ごろが目標。志賀原発など軽水炉型の原
発の寿命は「40年前後」(関係者)と言われており、将来的には志賀原発に
も、「もんじゅ型」の原子炉が採用されることになるかもしれない。
(記事終わり)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さすが、プルサーマルのことを「核燃料の再利用」と書く北國新聞。
これが、石川県内での購読率8割超(といわれている)の新聞です。

紙面では、カラー写真つきの大きな記事でした。
『14年ぶり再稼働へ着々』と特大見出しのほか、『「究極の原発」北電も
受電』、『ウラン利用率、劇的にアップ』という見出しも。

アイピーコア、太陽電池で動作可能なパソコンサーバ発売
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320090814bjab.html
 アイピーコア(東京都杉並区、品川雅之社長、03・6768・8400)
は13日、太陽電池で動作が可能なパソコンサーバを発売したと発表した。米
インテル製プロセッサー「アトムZ530」を搭載。組み込み用の低消費電力
の周辺部品と組み合わせ、通常の商用サーバの10分の1以下の10ワット動
作を実現した。サンプル価格は20万円。今後3年間で2万台の販売を見込む。
 発売した「NX51」は通常の1U(幅44・5ミリメートル)サーバの
10分の1のサイズで、重さは約800グラム。産業用の組み込み技術を駆使
して、低消費電力ながら、オフィス用サーバの性能を実現した。用途はオフィ
ス向け以外に車載サーバや産業用コンピューターなど。

アイピーコア
http://www.ip-core.jp/
太陽電池で動作しCO2排出ゼロを実現したIAサーバを発売
http://www.ip-core.jp/news200908131.html


低消費電力をアピールしたいのは判るが・・・。

2009年
08月12日
08:42

御巣鷹山慰霊登山
 乗客乗員520人が死亡した1985年の日航ジャンボ機墜落事故から24年を迎えました。ご遺族らが現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山されています。

 圧力隔壁の破損によりダッチロール状態で墜落したジャンボ機。
どんなに恐ろしい時間を過ごされたかと言葉を失いました。奇跡的に救助された少女。その後どうされたでしょうか?

 24年の歳月が経っても、ご遺族の無念の思いが消えることはないと思います。しかし、せめてその痛みが少しでも癒えますように祈るばかりです。改めて犠牲となられた方々の御霊に哀悼の祈りを捧げたいと思います。


ここまで原口衆議院議員のブログから。忘れるんです、事故や事件。日々新しいものに追われていく。で、こう書き込みました。

2009年08月12日
11:15

本当に大きな事故でした。生き残った人たちが居た事が奇跡としか言いようの無い・・・。当時、松江に居てニュースの現場に居た私は民放の放送で吊り上げられる少女をアナウンサーが「少年が救出されています」と実況中継で叫んでいるのを聞いて、「これどう見たって女の子やろう」とつぶやいていましたが、その数時間後、少女が大社町の家族で旅行で乗っていた少女でその家に取材に行っていた記者が撮影したフィルムにその祖母が孫の名前を呼んでいた映像をみていました。

数週間後、転院してきた松江の病院からの退院の日にカメラを持って撮影に駆り出されたった1枚だけまともに写っていた写真があり、その後何度も放送で使われました。そこには退院の映像を抑えようと群がるマスコミのカメラの砲列。が、考えてみれば残酷な話です。つくづくニュースの半分は人の不幸を伝えることなのですから・・・。あまり生産的な仕事ではない。

こんあんじゃなくて、幸せを作る未来を作るために何か出来ればと言う思いは結局、太陽光発電とか自然エネルギーとかの運動へ私を連れて行ったのだと思えます。で、まだひつこくやっている。

この事故の教訓は大規模なものほどその被害の規模も大きくなるという実に単純なことです。この産業社会では経済合理性から大規模化集中化大型化が行われます。そして、幾ら努力をしても事故はなくならないでしょう。想定外で事故はおきるものですから・・・。

勿論、尻餅事故の修理ミスと言うヒューマンエラーが原因でしたが、別の原因で、それこそ何かモノが当たって壊れないと言うことも無いでしょうし・・・。

出来ればリスクを分散させたい。行き過ぎた大規模化はその失敗の代償も大きい。阪神大震災もそうでした。あの実に狭い地域に経済効率から人がモノが集まる。それだけ被害は大きくなる。そのちょっと後に、東京ではサリンが撒かれました。都市と言う密集した空間で・・・。

自然からのテロと人間からのテロとも見えます。どちらも避けられないものではないでしょう。地震の場合はより強固に?人の場合は監視を強化して予防する?というのが主流のやり方のようです。

集中すればするほど脆弱さが増していく・・・。違う構造を考えてもいいのではないかと思うのです。上から一気に変ることの恐ろしさ、小さな失敗も大きな被害になってしまう。出来る限り分散してリスクを減らす柔構造に、一気に崩壊するシステムではなく、それぞれがある程度の自立性を持ち独立してる仕組み。その差異性から生産性が上がる仕組み。

そうした未来を構想するべきなんだと思います。明治維新以降の日本の発展モデルの終焉の時期で、新たな未来を構想し実験、実証し見せることが必要です。
前例が無いなら前例を作ればいいのですから・・・。此れまでの手法では駄目なら変えなければなりません。その方法を・・・。既得権益が桎梏になってるなら解体されねばなりません。私は未来を拓き次に引き継いでいく者でありたいと思っています。
以前、佐賀県知事選に引っ張り出されそうになったのはこの問題で現知事がプルサーマルにYesと言ったからであった。関連ニュースだけど・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プルサーマル公開質疑 市民団体猛反発 九電玄海原発
2009年8月11日 21:30 カテゴリー:社会 九州 > 佐賀
玄海原発でのプルサーマルに反対する市民団体(左)と国の代表者が意見を交わした公開質疑

 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)で11月にも始まるプルサーマルについて、経済産業省資源エネルギー庁の担当者が11日、玄海町でプルサーマルに反対する市民団体などの質疑に応じた。同庁側は計画への理解を求めたが、市民団体側からは「必要性がまったく分からない」との声が相次いだ。

 質疑の場は、市民団体「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」などの要望を受け、県が初めて設定。同庁の森本英雄原子力立地・核燃料サイクル産業課長らが対応した。

 市民団体側は、プルサーマルで使用後のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の処理方法が確立されていない点を指摘。森本課長は「これから検討を進める」などと説明したが、団体側が「そんないいかげんな計画はやめるべきだ」と声を荒らげる一幕もあった。

=2009/08/11 西日本新聞=
<

玄海原発プルサーマル 「届かぬのか、安全への願い」 市民団体、異例の公開質疑 国担当者打ち切る
2009年8月12日 01:11 カテゴリー:九州 > 佐賀

 「国策の前には、安全を願う市民の声は届かないのか」。九電玄海原発(玄海町)で11月にも始まるプルサーマルをめぐり、国と反対派市民団体による異例の公開質疑が11日行われた。「核燃料サイクルの実現は、日本にとって不可欠」との見解を繰り返す国の担当者と市民側の意見はかみ合わず、怒号の中、質疑は打ち切られた。

 約1時間の質疑は、玄海町で開かれた県原子力環境安全連絡協議会(会長・古川康知事)の後にあり、市民側から約50人、国から資源エネルギー庁の4人が出席。市民側が、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)や青森県六ケ所村の再処理工場稼働のめどが立たない現状を指摘すると、担当者は「揚げ足取りだ」などと答えに窮した。

 さらに、市民側が「国策(の核燃料サイクル)は既に破綻(はたん)している。いいかげんな計画の中、わざわざ危険なMOX(プルトニウム・ウラン混合)燃料を燃やすプルサーマルをやるべきでない」と詰め寄ると、担当者は「県からも同意を得ている」と席を立った。「まだ話したいことがある」と追いすがる市民に、担当者は「後は県を通してやってほしい」と言い残し、車に乗り込んだ。

 市民団体「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」の武富泰毅世話人は「国の担当者の対応にはあきれた。今回の質疑を踏まえ、今後も県など地元自治体にプルサーマル中止を働きかけていきたい」と語った。

=2009/08/12付 西日本新聞朝刊=


まあ、それにしても、何でこういう不良資産に金を掛けるのか・・・。要するに人類のためになることは金儲けにならないなら誰もがやるものにはならないと言うこと・・・。自然エネルギーが最たるもの。最近の太陽光発電の動向を見てれば判る・・・。
けど、原子力って既得権益層には美味しいんだろうなぁ。浜岡って・・・。結局、ねむの木学園ってここからでてったもんな。宮城マリ子は差別される側に身を置いたんだろう。同じ目線で同じ地平にいたんだろうな。

装置産業で、一回作ってしまえば自動的に地域から収奪できる美味しい仕組み。で、仕組みの作り方で地域が自立できるツールに使えたんだけど、安易に補助金で普及を図るもんだから結局、本来、地域社会に還元される富を奪われる訳。

43%も自然エネルギーで電力自給をしてるというのに、これを57%も県外から、それも原発に依存してると言うことでそれを有り難がってるような捉え方をしてる。

汚い電気を押し売りされてることを怒らねばならんでしょう?宮崎人は宮崎の自然の生産力の高さを、その潜在力を余りに知らない・・・・。地元の人間ほどその価値を知らんのです。というのが余所者の持つ宮崎人の限界への印象。

補助金を分捕ってものを作ることが豊かさだと思うのは時代遅れなんだけど、まだ、その方向でしか見えていない・・・。その思考パターンこそが貧しさの本質。そういう風に情報格差をこそ富の収奪の仕組みとしたのが戦後日本の発展の本質。

さあて、団塊の世代が資源を食いつぶして、未来への投資余力を奪ってしまわないでいてくれると良いのだけどねぇ。外車に乗って悦に入ってる馬鹿はこの世代に多い・・・。ほんまは車に乗ってること自体が恥ずかしいんだけどねぇ。

稲藁から作ったアルコール燃料で動くハイブリッド軽トラが下駄代わりってのがお洒落な時代がくるかな?

国家官僚たちは失敗が目に見えてるもんじゅを再稼動させて、次のも作るらしい・・・。ほんとのコアデバイスなら米国が東芝に原子力部門売るわけ無し。軍事的には使えるけどお荷物なのは判ってるので属国の奴隷に高く売りつけただけ・・・。これを有り難がる日本人はお馬鹿丸出し・・・・。

電力会社の情報公開は原子力発電所のコントロールルームのリアルタイム映像ってのはどうだろう?見られるだけなら良いだろう?ウェッブで公開してよね。


昨年の4月。暫定税率が一時なくなった時期に「国から141億円が来なくなる」とキーキー喚いたのがこの男である。141億円は県民の懐から出て国経由で、道路ばら撒き財源になると言うものだった。ならば、暫定税率廃止でも、県民に「その分、県税でお願いします」と言って、財源を独自に作り、生活道路を整備しましょうというべきだったのですよ。なのに、県民をだましただけ・・・。

で、自民党の衆議院出馬要請に「総裁候補にしてちょうだい」では無理がある。確かに、国が牛耳ってきた仕組みを何とかせねばならんのは事実。だから、国へ行って変える?

甘い甘い。霞ヶ関の既得権益をそう簡単にひっくり返せる筈は無し。やるなら、現場を圧倒的な県民の支持の元で、宮崎の自然の生産力や県民の思いを背に戦わねばならんのに、こいつはお調子こいてしまった訳ですよ。

で、国道202号線は国土交通省にいいねたに使われて捨てられただけ・・・。県民はいい面の皮ですよ。こん馬鹿の所為で・・・・。

結局、こいつは自分を売りたかっただけかと県民に見限られつつあるでしょう。自分を捨てて、時代を読んで、訴えれば、次に時代の扉を拓けたかも知れないのに・・・。

まあ、マスコミで商品価値のある知事と言うタレントだっただけでしょ。

どっかにこの宮崎の潜在力を背に時代を開ける玉は居らんのでしょうか?ねぇ。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090808/biz0908082224011-n1.htm
家庭に太陽光発電を売り込め/メーカーと流通大手がタッグ/政府補助で需要拡大
2009.8.8 22:20
京セラがイオンの大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」にオープンした相談窓口「京セラソーラーFCレイクタウン」。店内に設置した太陽光発電パネルを来店客が興味深く見ていた=8日、埼玉県越谷市京セラがイオンの大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」にオープンした相談窓口「京セラソーラーFCレイクタウン」。店内に設置した太陽光発電パネルを来店客が興味深く見ていた=8日、埼玉県越谷市

 家庭で太陽光発電設備を設置する動きが急拡大していることを受け、イオンは8日、京セラと組んで埼玉県内の大型ショッピングセンターに太陽光発電の相談窓口を開設した。流通大手が本格的に太陽光発電に取り組むのは初めて。政府が今年1月に導入した補助制度を追い風とする販売競争は、流通大手も巻き込む形で、さらに激化しそうだ。

 8日に開設したのは、埼玉県越谷市のショッピングセンター「イオンレイクタウン」内の「京セラソーラーFCレイクタウン」。無料で設備導入費用の簡易見積もりを行うほか、設置を希望する顧客には近隣の京セラのフランチャイズ(FC)店を紹介する。

 今回の出店は、両社が5月に業務提携してから初の共同事業だ。9月には東京都内でも店舗を開き、その後も店舗数を拡大。3年後にはイオン経由で1万件の販売を見込む。

 太陽光発電事業を手がける京セラソーラーコーポレーションの小西耕太郎取締役は「イオンの集客力を生かし販売増につなげたい」と語る。イオン傘下のイオンリテールの高橋宣久取締役も「顧客からどこで買えるのか相談されることが多かったが、そんなニーズに応えられる」と話す。

 家庭での太陽光発電の導入は、1月に政府が補助制度を導入してから急速に伸びた。一般的な戸建て住宅に太陽光発電を導入するには200万~250万円程度の費用がかかるとされるが、国の補助で1割くらい安くなるためだ。地方自治体独自の助成制度もあり、実質負担額が費用の半分程度という例もある。さらに今年中には、太陽光発電設備を持つ家庭の余剰電力を1キロワット時当たり48円で買い取る制度もスタート。太陽光発電普及拡大センターによると、補助金申請は、年末にも今年度の申請枠である約8万4千件を超える可能性がある。

 こうした“特需”を見込み、家電量販店のヤマダ電機は現在160店の取り扱い店舗を今年度中に400店まで拡大。シャープも取り扱い代理店を増やし、今年度は前年同期比で倍増の販売を目指す計画だ。

 イオンリテールの高橋取締役は「太陽光発電はただ販売するだけでなく、その後の設置やアフターサービスが必要。技術力を持ったメーカーと販売力を持つ流通が組むケースが増えるのでは」と指摘する。家庭に太陽光発電を売り込め/メーカーと流通大手がタッグ/政府補助で需要拡大
2009.8.8 22:20
京セラがイオンの大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」にオープンした相談窓口「京セラソーラーFCレイクタウン」。店内に設置した太陽光発電パネルを来店客が興味深く見ていた=8日、埼玉県越谷市京セラがイオンの大型ショッピングセンター「イオンレイクタウン」にオープンした相談窓口「京セラソーラーFCレイクタウン」。店内に設置した太陽光発電パネルを来店客が興味深く見ていた=8日、埼玉県越谷市

 家庭で太陽光発電設備を設置する動きが急拡大していることを受け、イオンは8日、京セラと組んで埼玉県内の大型ショッピングセンターに太陽光発電の相談窓口を開設した。流通大手が本格的に太陽光発電に取り組むのは初めて。政府が今年1月に導入した補助制度を追い風とする販売競争は、流通大手も巻き込む形で、さらに激化しそうだ。

 8日に開設したのは、埼玉県越谷市のショッピングセンター「イオンレイクタウン」内の「京セラソーラーFCレイクタウン」。無料で設備導入費用の簡易見積もりを行うほか、設置を希望する顧客には近隣の京セラのフランチャイズ(FC)店を紹介する。

 今回の出店は、両社が5月に業務提携してから初の共同事業だ。9月には東京都内でも店舗を開き、その後も店舗数を拡大。3年後にはイオン経由で1万件の販売を見込む。

 太陽光発電事業を手がける京セラソーラーコーポレーションの小西耕太郎取締役は「イオンの集客力を生かし販売増につなげたい」と語る。イオン傘下のイオンリテールの高橋宣久取締役も「顧客からどこで買えるのか相談されることが多かったが、そんなニーズに応えられる」と話す。

 家庭での太陽光発電の導入は、1月に政府が補助制度を導入してから急速に伸びた。一般的な戸建て住宅に太陽光発電を導入するには200万~250万円程度の費用がかかるとされるが、国の補助で1割くらい安くなるためだ。地方自治体独自の助成制度もあり、実質負担額が費用の半分程度という例もある。さらに今年中には、太陽光発電設備を持つ家庭の余剰電力を1キロワット時当たり48円で買い取る制度もスタート。太陽光発電普及拡大センターによると、補助金申請は、年末にも今年度の申請枠である約8万4千件を超える可能性がある。

 こうした“特需”を見込み、家電量販店のヤマダ電機は現在160店の取り扱い店舗を今年度中に400店まで拡大。シャープも取り扱い代理店を増やし、今年度は前年同期比で倍増の販売を目指す計画だ。

 イオンリテールの高橋取締役は「太陽光発電はただ販売するだけでなく、その後の設置やアフターサービスが必要。技術力を持ったメーカーと販売力を持つ流通が組むケースが増えるのでは」と指摘する。

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屋根が田んぼになると言うか畑になるわけでんがな。で、太陽電池とは稲や苗と同じで収穫物は「きれいな電気」、大事なのはその収穫量。だけど、稲の苗を安く買うことしか皆さん頭に無いんですな。

無農薬有機栽培の米が人間お健康にいいのと同じで、人間社会の健康にも「きれいな電気」のほうがいいという話が、どうも右肩上がりで豊かさ中毒の時代の人にはわからんようで・・・・。

これが子供や孫の権利を侵してる地う認識が無い・・・。この辺りが団塊の世代の一番困ったところ、自己批判できてない・・・。ちょっと指摘すると逆切れするし・・・。まあ、良いんですよ。その人たちの子供や孫が困るだけだから・・・。

ただ、責任の無い世代が爺さんたちが作った借金の支払いを押し付けられるはちょっと問題ありなんだけど・・・。まあ、自分の人生の大部分を否定せねばならんし、やったことがまずかったとは思いたくないのだろう。まあ、その辺は自分に甘くなるのは人の常。

でも、もったいないよなぁ。

これが、人間の現代風の壊れ方か・・・。

生産の現場の無いところで、意識だけが肥大化して実体と乖離する。金が実体経済と乖離するのと相似形・・・。それは、金が人間の意識によって生み出されたものだから当然。

こういう壊れ方は確かに人間としては正常な発展的反応かもしれない。ちょっと可哀想だけど・・・・。

ただ、最近のNHKのニュースの作り方は殆どワイドショー。何か違って見えるが・・・。よりえもーしょなるになる。
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    太陽と緑の国・宮崎の太陽の恵みを生かす
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太陽光発電設備の諸問題講演会

日時:2009年9月5日(土)
 午後1時30分 ~ 4時30分
場所:宮崎市民プラザ 4階ギャラリー

 
  1.『太陽光発電のしくみと運用の実際』加藤和彦氏
  2.『太陽光発電システムの施工の現状について』吉川順氏
  3.FITや補助金など支援策の解説

 太陽光発電システム(PVシステム)の発電のしくみについては、太陽電池関連の書
籍や太陽電池メーカのホームページなどで解説されていますが、それらの多くは専門
的であり、PVシステムを使う側にとって役立つ内容にはなっていません。そこで、本
講演ではPVシステムを運用する立場からみたPVシステムの発電のしくみを解説しま
す。
 また、実際のPVシステムの不具合事例と実践的な不具合チェック方法を紹介し、PV
システムのメンテナンスの重要性を述べたいと思います。



主催NPO法人 市民ソーラー・宮崎

   理事長 西 亮

共催:NPO法人「宮崎文化本舗」

連絡先 中川修治
〒880-1111 宮崎県東諸県郡国富町大字岩知野 602-2

Tel 090-9409-2160


私は仕事で広島にいた。

「繰り返しません。過ちは・・・」

私も、そう思いたいけど、実に残念なことにもっと大きな過ちを繰り返しそうなのが人間のようだ。とそう刻まれた石碑の前に思った。

あおの原爆ドームが広島県産業奨励館、つまり産業振興の展示館だったというのもなんだか皮肉・・・。

日本の産業資本の帝国主義的な拡張政策が米国の権益と抵触したから起きたのが先の大戦である。

瞬間的自殺か緩慢なる自殺か・・・、

核爆弾か原発か・・・。

どちらも破壊的である。後者は、目先に電力と言うおまけが先にくるのでつい、人はそれを利益と錯覚する。
50年ぐらいたったらああ、ここが時代の転換点だったのだねと言われるんじゃないでしょうか・・・。

太陽エネルギーフローバイオマス経済から化石系燃料食いつぶし文明を経て拡大型太陽エネルギーフロー経済へと転換できるかどうか・・・。

ただ、核エネルギーという隘路に入って行きたがる資本という集約された人間の利己的欲望が邪魔してるって感じですねぇ。

宮崎にいると自然エネルギーで何とかできる気がするけど、大阪東京などの大都市をたまに見ると、こりゃ無理やと暗澹たる気持ちになりますわ。



自給率を上げること。でしょうねぇ。それしかない・・・。
安売りしちゃいけないんですよ。というか、安売りさせられない理屈を考えねばなりませんよね。

価値のあるものを価値の無いものと一緒にしちゃいけません。

植草じんいちってただのディレッタントですよ。

博識なだけ・・・。深みが、芯がない・・・。

田舎ものはあこがれるだろうけど・・・・。

世界史の中でどう自分たちを位置づけるか。文明の転換点にいるんですよ。


結局、私たちはここで生きてくしかないのだから・・・・。

その限界は抑えておかねばなえりません。
だとしたら・・・。

歴史を社会を語る資格などは無い・・・。時間と貴重な資源の無駄使い。

言葉は、他者の存在を前提とする。自分の癒合のいい言葉だけを選りわけて聴きたいものは裸の王様になる。

歴史は一体、私たちを何処へ連れて行こうとするのか・・・。

結局、死んだら燃やされてH2OやCO2とかになって大気中にばら撒かれる。

ただ、人は意識するとしないとに関わらず、人間の歴史に参加することになる。

さて、人は何処へと向かうのだろう?


戦後の政治延長の中での宮崎の今

化石燃料のうち固形の石炭から石油に代わる時点で、一般庶民の生活までが劇
的に変わりました。家庭の燃料が固型から液体及び気体へと変わったのです。

これによって、日本の国民の燃料資源の殆どが石油由来のものへと転換しまし
た。つまり、日本と言う国にいるものの、それは世界の何処でも同じとなった
のでした。日本は油の上を漂流し始めていたのです。

※その時まで、私がいま、住んでいる日本の始まりの地、神話の古里・宮崎の
山々は、炭焼きが盛んで、そこで作られた「日向白炭」は、つい最近、昭和
の30年代ごろまでは、大阪の庶民の台所を支えていたんだそうです。

生産手段を持たない労働を売るしかない労働者と、あくなき膨張欲求をもつ産
業資本のセットとしての日本株式会社が油の海で動き出しました。

明治維新以降の日本の歴史の中で一貫して、地方から若年労働力は相対的に安
い労賃で買い取られて行き、それは成功、残った地方にはインフラさえ整えれ
ば工場がやってくるという列島改造プランの破たんした亡霊が生み出した土建
屋だけがやたら増えてしまいました。

※金の卵と称賛された都会へと出て行った先輩たちはどうしているのでしょう?

その歪んだ不良資産製造産業の為、資金の散布が続けられました。赤字国債を
発行してまで・・・。そして、その構造的な富の奪い合いが補助金を強請る地
方とそれを強請られると認識した産業資本の争いが政権政党内でも顕在化しま
した。

本来なら、生産された富が国内で還流することで内需拡大型経済へと転換する
べきだったのでしょうが、目的と手段を間違えた産業資本の大型化が資本の極
大化を目指してひたすらに活動を続けてしまいました。

そして、貧富の格差は極大化。それによって、必然的に人間の劣化が起こって
もいます。物質的な富が増えることこそが目的化した社会へ・・・。私たちは
大事なものを失ってしまったのだけど、気がつかないままでいます。

こうした時代の流れの中でその極限状況に出てきたのが小泉でした。そして、
それと同じことをこの宮崎で行ったのが非自民で県民の圧倒的な支持を得た東
国原さんであったのは皮肉です。

談合によって仲良く、富を分配する仕組みのなかで相対的に生産性の低いまま
の田舎がパターナリズムの序列の中で生きてきたのに・・・。それを、ぶち壊
したのでした。非自民と言う皮をかぶった近代化の狼が・・・。

※最近は若干、方向性を修正して既得権益維持派へと方向転換を図っているよ
うに見えます。

それとは気付かず県民は選択をしました。利権を囲い込みたい保守が割れてし
まったのも一因でした。一方は、ごりごりの産業資本型で近代化を進める代表、
そして、その中で相対的に危機感を持った保守の代表が前林野庁長官を担ぎま
した。

※この年の産業資本に裏切られた農業系保守が押した川村さんが民主の推薦を
得て次の衆院選宮崎一区で中山さんと対峙するというのもまた皮肉な取り合
わせです。

そして、確かに、東国原さんは今は亡き同じ県知事候補であった元経産省のエ
リート官僚の持永さんと同じ流れの中にあったのででした。そして、副知事に
と要請した。非自民ではあったが、本質的には宮崎をつぶした戦後の流れと同
じだったと言えるのではないでしょうか・・・。

で、小泉流の改革「一般競争入札」は談合仲良し利権温存分け合い社会を壊し
てしまい、志多組と言う名門企業が傾きました。

そして、広告代理店「東国原エージェンシー」は、意識産業としてのマスコミ
に「知事タレント」という希少商品として登場、未だ賞味期限が切れていない
様でまだ奇妙な共犯関係が続いています。

この先、日本の始まりの地、太陽と緑の宮崎は、時代の要請に応えてどうその
持つ可能性を現すのかを見ていきたいと思います。



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