Subject: 平成21年度 綾の照葉樹林プロジェクト説明会


2009年12月7日

開始以来5年の報告、てるはの森の会事務局の石田達也氏が全事業のうちの
主なものを紹介。

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具体的なものとして、日本自然保護協会(NACS-J)の朱宮丈晴氏が復
元事業の為の基礎調査としての林床調査。間伐作業の説明を行ったが、この
中で実生についての調査を行ったいる事などを紹介。実生とは種から生えて
きた木の幼木のこと。

このボランティアの方の参加報告もされた。どんぐりの事すら知らなかった
のだけど参加する中で学ぶ事が多かった。自分は凄く楽しかったなどと参加
する中での楽しさを発表された。

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綾町照葉樹林文化推進専門の河野耕三さんから里山部分をもう一回見直した
いと考えて「げんだぼの森づくり」について発表。子供のときに学ばなけれ
ばその自然とのふれあいの原体験が必要だとして、 里地里山の必要性を考え
て2年前に提案し、今年の初めから作り始めたことを報告。
31種2400本植えた、ヤマナシ、山みかん、いろいろなものを植えた。
魅力ある自然でなければならない。よそから来る人たちにその意味を知って
もらう為には地元がその価値を知らねばならない。最低5年以上かけて整備
をしなければならない。

地元で植林に参加した人たちの現場からの報告。雑草刈りとか クズが被さっ
て苗木が隠れてしまっていて結構大変だったなど・・・。苗木を切ってしまっ
たかもしれない。草刈り機で刈ったが大変。

日本で一番美しい里地に指定された。 奥山は日本一、里山も日本一、それに
里で3つそろって日本一にしたい。

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日本自然保護協会・開発法子さんの報告は上畑地区のふれあい(里山)マッ
プを作った理由とその意義を再評価する為に必要だったのだとその意義を報
告した。

地元で参加された方の報告から、出来上がったマップもすばらしいがそれを
作る中で上畑を再発見することになったしそれを生かして生きたいとの報告
があった。

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地域づくりワーキング報告  日高幸一さんから

綾生まれ綾育ちの54才。小学校時代から前町長時代に山の話をされて山の
話に終わったことを覚えている。(そのときは判らんかった)わが町をしる
ことからかなと自分の足で知ることを始め山歩きを始めたら。山蛭に食われ
て靴下真っ赤。でも山蛭が居るって事自体が山の価値かなと思った。山に入
る事が自分の町を知ることになる。我々が知らねばならないと思っている。

50年先100年先に森が育つ様に一生懸命頑張りたいと言った意味のこと
を話されている。

日高加代子さん・ワーキンググループ初参加。体験を通して学んだことを報
告された。住んでいる人が取り組みやすい出来るところから地域の催しとか
を大事に出来たらと思っている。図書館勤務なので子供向けの物が出来たら
いいと思っています。

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NPO法人「木の家大好き」(東京)との交流体験報告

倉輪地区自治公民館館長 報告 常松さん(大阪から転勤でやってきた)

交流会の食事とかは地元のものでということでしました。食べ物よりも歩い
て身に感じるものが大事。かっぽ酒(焼酎)を飲む。外の人の方が綾の事を良
く知っていて逆にその価値を知らせられることになった。

住民になって8年目、これからも頑張っていくので宜しくお願いします。
(大拍手)

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南からふもと来た。

40年外に居たが帰ってきた。釈迦が岳の絵を描いていた。そういう体験こ
そが必要だと思う。ヤマモモが生っていても誰も食べん。こういう地元のも
のをもっと生かすこと。綾だけが良くなれば言いと言う事ではない。天皇が
見たくて植樹祭に行ったこともある。ほったらかしではなく再度きちんと見
る事が必要かと思う。

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鬼頭まとめ

綾の自然再生は自然を戻そうというだけではなく文化の面、地域と結びつい
ているのが素晴らしい。あさざプロジェクトと比べてもこっちが地域に根ざ
していると思う。画期的だと思う。

照葉樹林は奥山だったので、これを地区の者として再評価させる為に、げん
だの森と言うプロジェクトを立案したのが良いと思う。


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これを観光レベルとしての商品として見せるのか、それともきちんと自立で
きる経済のベースとして価値付けることが出来るのかどうかが問われるのか
なと ・・・。

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