6月23日の日記

2009年6月23日 連載
地球温暖化防止には節電って有効な筈だけど・・・。そういう事はしない
でどんどん電気をお使いくださいって事かね?と聞きたくなる。


> 今夏の電力、懸念は薄く…柏崎刈羽原発の再開で東京電力
>
>  東京電力は16日、柏崎刈羽原子力発電所の7号機が発電を再開したことなど
> で8月の電力供給力を300万キロ・ワット上積みし、6720万キロ・ワット
> とすると発表した。
>
>  通常の暑さの場合、東電の8月の最大電力見通しは6100万キロ・ワット。
> 今回の上積みで、発電余力が5・2%から10・2%にまで高まり、適正水準と
> される8~10%を達成できる。上積み分では、5月に試験運転を始めた柏崎刈
> 羽原発分の135・6万キロ・ワットが最大だ。
>
>  新潟県中越沖地震で2007年7月に柏崎刈羽原発が全面停止した後、8月の
> 発電余力が一時1・7%まで下がり、供給不足への懸念が高まった。過去2年連
> 続で顧客に節電を呼びかけていたが、今年は「不便をかけるような節電のお願い
> はしない」(広報)としている。
>
> (2009年6月16日18時43分 読売新聞)

でも、結局、ほぼ丸2年、812万キロワットの電源が役立たずになってい
たし、その代替として石炭火力などの化石燃料系の電源がフル稼働し膨大な
CO2を排出した訳だ。これを何の問題もないという事は出来ない。

偶々、日本全体でCO2排出が増えなかったのは米国発での世界同時不況で
産業系の電力需要がガタ落ちだったからだ。

こうした電力需要を増やせば増やすほどCO2や放射性廃棄物が増えるよう
な仕組みを変えねばならない。電力企業のビジネスモデルを省エネ省電力需
要促進型に変えるべきなのだ。

右肩上がりで需要が増えると利益が出るというビジネスモデルではお馬鹿な
ことに電気の販売量を増やすことしか考えなくなる。こりゃ、ダメだ。省エ
ネ省資源なんてお題目にすぎなくなる。

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